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――白い猫が優雅に微笑む。
そこは、楽園と地獄に一番近い場所――
私立麻帆良学園――
豊かな自然を取り入れた造りと、ヨーロッパ調の概観からは想像もできないが、れっきとした学園である。
日本離れした広大な敷地や、そこにまつわる数々の謎から、いつしか魔法使いが建てたとさえ噂される学園。
その広大な学園の外れ、ログハウス調の建物の中で、二人の人物が不機嫌そうに座っていた。
それこそ、一触即発といった雰囲気を「不機嫌」と言った言葉で括れるかは大いに疑問だが。
「……今生、最悪の日だな」
「それは、こっちの台詞よ」
互いに言い合いながら、相手の意図を掴もうとするかのように目を細める。
ほぼ臨戦態勢なこの状況下で、今だにどちらも大人しい事が、より危うさを孕んでいる……彼女達を知るものならそう感じただろう。
「で……さっきの話は本気か? 『真祖の姫』(アルクェイド=ブリュンスタッド)?」
「勿論よ……まあ、貴方にその気が無いならあたし一人でもやるけど? 『闇の福音』(ダーク・エヴァンジェル)?」
白と黒。
対照的な二人の真祖(ハイ・デイ・ライト・ウォーカー)の睨み合いが続く中、この場で一人安穏と成り行きを見守っていた人物(正確には人ではないが)が口を開いた。
「マスター、アルクェイド様、その辺にいたしませんか?」
泰然と椅子に座り佇む茶々丸を二人の視線が射抜くが……本人は動じず。
暫し流れる時間……。
「……まあ、確かにここでいがみ合ってても仕方が無いわね」
そんな中、先に折れたのは意外にもアルクェイドだった。
ため息をつきながら、再び用意されていた椅子にどっか、と腰掛ける。
「一体どういう風の吹き回しだ?」
そんな彼女に警戒を解く事無く、しかし幾分かは落ち着いた声音でエヴァが問う。
アルクェイドはさもつまらない、と言うように呟いた。
「私の感情なんてこの際どうでも良いって事よ。私達が『会わなければならなかった』重要性が分からない訳ではないでしょ?」
「ふん、ここ最近の騒動の原因があの飲血鬼の仕業というのは驚いたが……『タタリ』だろうが何だろうが、この学園で結界を敷いて、ただで済むはずがあるまい」
「あら? あなたのその下らない『呪い』もただで済まない事なの?」
「……貴様、いっぺん死んでみるか?」
再び注がれた油に反応し、わなわな震えながら総毛立つような殺気を放つエヴァとそれを宥める茶々丸を見やりながら、ふっ、と――不敵な表情でアルクェイドは微笑する。
「結構よ、間に合ってるわ。まあ、冗談はともかく『タタリ』が――正確にはその『残り滓』が、ここに忍び込んで『場』を創り出したのは代えようも無い事実よ。どうするの?」
「……ちっ、ジジイ達は一体何をしているんだ」
不快そうに一つ舌を打ちながら、やおら立ち上がるエヴァ。
その体には、何時の間にか可憐な容姿に不釣合いな、漆黒のマントが翻っていた。
「上等だよ」
ケモノの如く伸びた犬歯を覗かせながら、かつて最悪を誇った「悪の魔法使い」は一人、凄絶な笑みを浮かべる。
「『タタリ』か、その他の誰かが仕組んだのかは知らないが……そういう事ならのってやろう。『闇の福音』の二つ名、再びこの世に知らしめてやるよ――!」
この時、この瞬間。
二人の真祖による、誰も想像し得なかった最強のコンビが誕生した。
**********
遠野志貴は走っていた。
「く……」
前後左右上下、三次元面のあらゆる場所から伸びる殺気を掻い潜りながら、一人、その広大な森と見紛うほどの公園を駆け抜ける。
こんな事は初めてだ。
何者かがいるのは分かる。だが、それが何なのか詳しく確認することができない。
ずきり、と頭が鈍い痛みを発した。
魔眼殺しを外した脳にダイレクトに伝わってくる「死の情報」
ラクガキだらけの木々に、道に、ひときわ異常に写って見える「モノ」
線が動いている。
恐らく眼には見えない何者かが襲い掛かってきているのだろうが、文字通り「線が襲い掛かってくる」姿は、下手なホラー映画顔負けの異常さがある。
「く……そっ!」
そのまま何体目かの線をなぞると、走る速度を緩めることなく悪態をつく。
こんな状態に陥ったのは「アレ」の輝きが一層強くなってからだった。
(二つ目の……月……)
黄金色に輝く月の隣に、突如として現れたもう一つの「月」
当初、人々はその様に度肝を抜かれ、雑誌やニュースで幾度と無く取り上げられた。
「真月」……そう言われるもう一つの「存在しない」はずの月。
(ん……?)
ふと、前方を見やると、人が道の途中に立っているのが見えた。
――どくん、とした鼓動。
姿は……女性、だろうか?
――かつて『混沌』と殺しあった時に感じたものと同じ悪寒。
距離としては百メートルほど離れているので遠目にしか確認できない為、曖昧だが。
――そして――
「逃げろ!!」
その瞬間、不吉な考えを打ち払うように、ありったけの声を前方の人物に向けて放った。
自分はまだ良い、少なくとも、この異形と立ち会えるだけの力はある。
だが彼女は一般人だ。
なぜこの時間のこの場所にいるのかは分からないが、巻き込んでしまえば――
あの時の――『混沌』との戦いの悲劇を、繰り返すことになる。
「聞こえなかったのか! 逃げろって……」
反応が無いのを見て、再び叫びあげようとした……刹那。
「……え」
思わず、間抜けな声を上げてしまった。
彼女の瞳。眼鏡越しのその瞳から、炯々と発する色。
――赤。
鮮やか過ぎるその色は、おおよそ人のものとは思えなかった。
「先輩……いや、アルクェイド?」
思わず、呟く。それを合図にしたように。
何の動作も無く……まるで風のように、彼女の姿がその場から突然掻き消えた。
「なっ――!」
思わず振り返った時には……既に終っていた。
何十、何百とさえ写った異形の線が、今は一つも存在しない。
一瞬の内に泡沫の如く消えてしまったそれを、呆然とした顔で見つめる。
「うそ……だろ」
そして彼女の格好。
マントに、巨大な鎌を持ったその姿は、ともすれば死神を連想したかもしれない。
「初めまして……遠野志貴君、だよね?」
「え……?」
そう言いながら、彼女……火倉いずみは、この場とその格好に相応しくないほど、やさしい笑みを浮かべた。
**********
「あ、兄貴、幾らなんでもこれ以上はヤバイぜ!」
イタチのような姿をした小動物から声をかけられ、ネギ・スプリングフィールドは顔を上げた。
「分かってる……カモ君」
既に満身創痍で、魔力も殆ど底を突こうとしている現状では、集中力が若干乱れただけでも命取りになる。
そんな本能的な護身術を、僅か十歳にして体得しているのはさすがと言えた……が、この状況でそれは何の気休めにもならなかった。
「ふん……もう終わりか?」
「!」
声が聞こえた瞬間に横っ飛びで草原を転げる。
刹那。
剣、槍、刀……ありとあらゆる、それこそ伝説、神話上に幾度と無く表われるような、荘厳華麗な武器が惜しげもなく撃ち放たれた。
その様を見る者がいれば、酷く圧巻と言える光景であったろう。
(くっ……)
魔力による加速(ブースト)と平均的な十歳の少年の肉体を遥かに凌駕するほどの瞬発力を持っていなければ串刺しに合うところだ。
だがそれも、限界に近い。
(あ……つ)
びきりと、軋みをあげるように足の健が悲鳴を上げる。
自然、呼吸も荒くなってくる。
(駄目だ……こんな事じゃ)
「どうした? 遊んでいるとは言え、この英雄王を相手にしているのだぞ。雑種風情でも、もう少し立ち回ってもらわんと楽しめん」
父から譲り受けた杖を片手に、懸命に呼吸を整えながら、それでも意志だけは強く声の方向を振り返った。
森の影、その奥から、
悠然と……それこそ散歩でもするような気軽さで、かの英雄王・ギルガメッシュは姿を現した。
力の差は歴然だった。
あちこち傷だらけのネギに対し、英雄王は傷一つ……それどころか、息一つ乱さずにその場に立っている。
(これが……サーヴァント――!!)
話だけだが、伝え聞いたことがある。
ある街に伝わる「聖杯戦争」と呼ばれる儀式があることを。
七人の魔術師が伝説の「聖杯」を求め、伝説上の英雄を「サーヴァント」として使役する争いがある事を。
生き残るのはただ一組。
ただ一組に選ばれる為には、どんな手を使ってでも勝ち残らなければならない。正に「バトル・ロイヤル」と呼ぶに相応しいその内容から、魔法使いは元より、魔術師達の間でも禁忌とされている争い。
「兄貴! これじゃ嬲り殺されるだけだ。仮契約(パクティオー)で何とか乗り切らないと!!」
「分かってる……でも相手がサーヴァントだとすると、並大抵の能力者では歯が立たないし、それに……」
正直、誰を呼んだとしても、彼に敵う相手はいないであろうと冷静な自分自身が判断を下していた。
あの能力……虚空から次々と武器を撃ち出す能力は、はっきり言って反則に近い。
ろくに呪文詠唱の時間も与えられず、無詠唱呪文と習ってまだ日が浅い功夫のみで何とか立ち回っている現状からすれば、召喚した瞬間に狙い撃ちという最悪な結果も考えられる。
それに……。
「それに……アスナさんたちをこれ以上危険な目に合わせるわけにはいかない」
不甲斐ない自分を支えてくれた女生徒達の顔を思い浮かべながら、一人、その意思を強くする。
そうだ。仮にも教師である自分が、生徒を危険に合わせるような真似は……
「そんな事言ったって、いつまでもこんな闘い方を続けるわけにも……」
そんな状況を腕を組み、泰然と眺めるギルガメッシュ。
その顔が心底つまらないというように変わるのに、数秒もかからなかった。
「なんだ? パートナーは呼ばんのか? 適度に痛めつければ、応援を呼ぶとも思ったのだが……つまらぬ。いや、舐められたものだ。術者のみで我に挑むというその不遜、存分に後悔させてやろう」
「くっ……」
ギルガメッシュの背後の空間から、再び数多の武器が浮かび出る。
数にして、先ほどの倍はあろうか。本気で止めを刺すつもりであろう。
(ここで……終わり……?)
父親に……サウザンド・マスターと呼ばれた魔法使いに会うという夢。
偉大な父親に近づきたいという少年の純真な想いは、目の前の絶望に対し、それでも、わずかばかりの光を与えてくれた。
(いや……父さんはこんな状況を嫌というほど潜り抜けたはずだ、こんな所で諦めたら――)
キュッと右手の杖を握り締める。
距離は目測十メートル程。
ほんの少し、刹那の間があれば十分に踏み込める距離――!
(それこそ一生、父さんに追い付けっこない!!)
「ほう……」
「な……兄貴止めろ! そんな事したら……」
こうなれば一か八か、相手の攻撃の瞬間に合わせ懐に飛び込み、自らの魔力のありったけをぶつけるしかない。
今までは加速と防御のみに集中していた魔力を、加速と攻撃に切り替える。
魔力の流れから、こちらの意図を察したのだろう、若干の愉悦と焦りの声の二つが唱和した。
「ふん……覚悟を決めたか」
ギルガメッシュが片手を上げる。
溜まった魔力を開放しようと、ネギが足を一歩踏み込んだ。
「ならば……精々、足掻いて見せろ」
そうして、
ギルガメッシュが指を鳴らすのと、ネギが風になるのは、全くの同時であった。
それは達人同士の死合い。百分の一秒を分ける世界。
次々に撃ち込まれてくる武器をスローモーションのような視覚の中で捉えるネギ。
にじり寄る殺意を或いは避け、或いは弾きながら確実に間合いを詰めていく。
それでも完全に防げるわけではなく、先ほどの倍のスピードで傷が増えていった。
自分が間合いに踏み込むのが先か、ギルガメッシュの攻撃に当たるのが先か。
結果は……無常にも後者だった。
激痛が右足を貫く。
「ぐ――!」
思わずバランスを崩し倒れこみそうな所に、追い討ちをかけるようにすがる武器の群れ。
(しまっ――)
ゆっくりと。
本当にゆっくりと、自分の目の前に刃が迫っていた。
殺られる。ただ、それだけが心の中にあった。
(く……こんな所で……)
が、少年はそれでも諦めなかった。
こんな理不尽な事では死ねないという思い。それが彼を後押しする。
そうだ、死ねない。
クラスのみんなを……アスナさん達を置いて死ぬことなんか……。
(こんな所では……死ねない!)
武器が迫る。
そんな中で本当に強く……強く思いのたけをぶつけた。
(絶対に、こんな死に方なんてできない――!!)
その瞬間だった。
「っ――!」
一瞬、目の前で凄まじい光量が発現し、吹き荒れる突風に反射的に顔を庇う。
音速もかくやという速度で飛来した武器の群れは、そのこと如くが光の中に飲まれ……そして、一振りの「剣」による、神業的な技巧によって全て叩き落されていた。
「え……」
「何――?」
時間にしてもほんの一秒、二秒と言った間の出来事である。
今の状況も忘れ、思わずぽかんとした声を上げながら、ネギはいつの間にか傍らに立っていた人物を見上げた。
黄金の髪。背格好には不釣合いな鎧姿。
そして……目に見えないが、たしかに「ある」とわかる……「剣」
「ふ……ははっ! ふはははは! 良いぞ、そうこなくては楽しめん!」
英雄王の歓喜の声にも動じず、
「―――問おう。貴方が、私のマスターか」
かつて二度の聖杯戦争を勝ち上がった最良のサーヴァントは、ただ静かに、その答えを待っていた――
**********
「臓物を――」
殺気が膨らむ。
それに呼応するように、四本のロボットアームが相手を串刺しにせんと動き出した。
「――ブチ撒けろォォ!!」
錬金の戦士・津村斗貴子はその一閃で敵を屠ると、再び走り出す。
夜の麻帆良学園。
二つの月が見守る夜に、彼女は1人、はぐれたパートナーを追っていた。
(カズキ……!)
同じ頃
「くっ……」
赤い魔術師、遠坂凛は学園内をひた走っていた。
時刻にして午前零時。静まり返った廊下を行く。
「しつこい!」
叫びながら、懐から出した宝石を駆使し何とか敵を退けると、この場にいないパートナーに対し、心の中だけで悪態をついた。
(ったく……何処に行ったのよ、士郎!)
それぞれがそれぞれのパートナーを探しながら……その異変に気付くのも全く同時だったのは、神の悪戯だろうか。
「……!」
「これは……」
場が凍りつく。
スイッチが入ったように……夜の闇の濃密さが増す感覚。
そして、力が明確に失われていく……忘れようも無い感覚。
「エネルギー吸収! まさか……」
「うそ……あの結界と同じようなものが、ここに?」
悪夢が再現する。
どちらも学園を巻き込んだ強大、かつ強力な『結界』
何も逃さず、狙われたものはただただ、力を吸われ、息絶えていく。
一人は百年の時を超え蘇った、錬金の戦士。
一人は石化の魔眼を持つ、かの有名な半神族。
『いけない……これでは……』
力の余波から、全く別の場所にいながら、全く同じように、立ちくらみを起こしたかのように揺れる二人。
その視界に、更なる敵が写る。
「!」
「く……!」
一瞬反応が遅れる。その隙を突かれ、間合いを外されてしまう。
それぞれが共に放った攻撃は、虚しく、ただ的を素通りしていく――
そして――
「武装……錬金!」
「投影、開始!」
図らずも、
その声が全く別々の場所で、唱和した。
『え……』
それぞれが外した攻撃を、
それぞれの『パートナー』を救わんとした少年達が、抜群のタイミングでフォローした。
横合いから突き出される、眩しいくらいに輝く「突撃槍」
伝説の名工が作ったとされる、見惚れるような「双剣」
必殺のタイミングで突き出されたそれは、狙い違わず、一撃で相手を葬り去った。
「斗貴子さ……」
「とおさ……」
自分の『パートナー』を救ったと思っていた少年達は、同時に固まる。
『え……?』
その目が捕らえたものが信じられないというように。
『誰……?』
最後の台詞は、四人同時に呟いていた……。
その後に、
魔術師と錬金の戦士……『正義の味方』同士の初めての邂逅がある事を、この時の彼らは知らなかった――
**********
「光狩に吸血鬼、ホムンクルス、サーヴァント……悪魔もいたかしら? ほんと『噂』には事欠かないわね」
白い世界。
白銀の台地を踏みしめ、まるで謳うように詠み上げる少女……「レン」を見やりながら、隣に佇む青年「コウヤ」はつまらなそうに鼻を鳴らした。
「ふん……夜は元々我々の世界だ。我らが母と元を同じにする『朱い月』ならば兎も角、貴様のような『出来損ない』が軽々しく我々を真似るものではない」
そんなコウヤに対し、レンは余裕ともいえる微笑で応えた。
「あら、でも『私達』は良いパートナーとは思わない? どちらも夢を操るもの同士、そこに至った形式こそ違えど、存分に『夜』を知りえた究極の生態系だもの」
「…………」
返す言葉は無く、ただ沈黙をもって答えるコウヤに更に一言。
「この世界があれば、私の目的も、貴方の目的も、同時に叶えられる……利害が一致しているのなら、無駄にいがみ合うことも無いと思うけど?」
「……口が減らん女だ」
再び鼻を鳴らし、そのまま興味を失ったと言わんばかりに、少女に背を向ける。
「まあ良い、我らが存命できたのも貴様のおかげだからな。恩返し程度はしてやろう」
その言葉を残し、まるで最初から居なかったというように、コウヤの姿が掻き消える。
再び一人となった空間で、白い猫は優雅に微笑む。
「そう……役者がそろったんだもの、そうやっていがみ合うのは同じ『主催者』としては頂けないわ」
そして、まるで誰かを誘うように踊り、謳い続ける。
「さあ、おいでなさいな――今宵一晩にして永遠に終らぬ『夢』その舞台の幕を上げましょう」
**********
クロスオーバー作品「Dream of EDEN」
出演:
「Melty Blood Re・Act」
遠野志貴
アルクェイド・ブリュンスタッド
レン(タタリ)
「Fate/stay night」
衛宮士郎
セイバー
遠坂凛
ギルガメッシュ
「夜が来る!」
火倉いずみ
光狩・コウヤ
「魔法先生ネギま!」
ネギ・スプリングフィールド
エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル
絡繰茶々丸
「武装錬金」
武藤カズキ
津村斗貴子